念願の日本ミツバチ大家族迎える

 一昨年前から分蜂待ちしていた日本蜜蜂の養蜂、スローライフの達人F川さんから譲り受けることになっていたのが、やっと連絡がありました。

 F川さんの所では、一昨年まで12〜13セットの養蜂箱が置いてあり20万匹以上の蜜蜂達が飼われていました。そして蜂蜜が大きな瓶でいくつも収穫されていました。そのようなことで、以前から興味を持っていた我が家でも実際にやってみたいと相談をしたところ、F川さんから分峰時期に分けてもらうようになっていました。ところが、翌春その時期になると、分峰は愚かスムシやスズメバチにやられて半分以下に減ってしまいました。そこで、また元のように増え落ち着いてからということになり今年の春の様子を見守っていました。

 我が家では、これまでもそのF川さんの“百花蜜”と呼ばれる、年2回しか採れない希少な日本蜜蜂の生蜂蜜をいただいていました。巣箱を置こうと思っていた家内のレストランの中庭は花をいっぱい植えていますが、幸いにもすぐ向こう隣の神社をはじめ沢山の花に恵まれています。そして、蜜蜂達の行動範囲は半径2kmと言われるので、諫早公園や御書院、高校、市役所前広場など年間を通じて花がいっぱいあります。

 

 さて、話は戻って、“(分蜂が)始まりました!”という連絡を受け、”どうしたら良いですか?”と返事、“午後一番に届けます”とのことでした。私は、夜間に蜂達が新居の巣箱で寝ている間に、そお〜っとそのまま巣箱ごと引っ越して来るのかな?と思っていました。なので、昼間の午後一から持って行きますとのことだったので、“え〜、そうですかあ?”と少し心配しながら待つことにしました。私と息子は時間を見計らって自宅駐車場に降りると待つこと約5分、間もなくF川さんが軽トラックで到着。その2台には、蓋が完全に閉まっていない段ボール1箱と使い古しの巣箱3段が転がっていました。

 早速、すぐ近くの設置予定の「マリ・フランス(家内の元レストラン)」の中庭へ、我が家総出(三人)で先導しました。そして、あらかじめ置いておいたみかん箱の上に巣箱のベースと枠3段を重ねて置き、その中へ段ボールの中に網ごと入れられていた分峰した群れ(蜂球/女王蜂と働き蜂の群れ)を落とし入れられました。群れは少しだけ驚いて飛び回ったりしていましたが、女王蜂が中にいるらしく巣箱の中と周り一つの塊になって静かになりました。そうしたら、F川さんが “ありゃ!蓋を忘れて来た! 何か、適当な板はないですか?” と。そこで、慌てて家内が植木鉢の台(キャスター付き合板板)を差し出すと、それを逆さにして天井板代わりに被せて完了となりました。取り敢えずのつもりでしたが、結局そのままにしました。

 さて、次の日、また次の日、その翌日と毎日様子を見に行くと、何匹かの群れがその蓋の下の角の辺りに留まったままでした。そこで、手にとって下のベースの入り口の隙間近くに放しても、蜂たちはそこからは入って行かずまた元の所に戻ってしまいました。そうこうして2〜3日後、蜂たちはちゃんと巣箱の中にいるだろうか?居付いているだろうか?と、恐る恐る上の2段をそっと持ち上げて覗いてみました。そうしたら、嬉しいことに蓋の内側に丸く球状に群れてじっとしていました。やれやれ、女王蜂が新しい居場所として認めてくれたようだと、ほっとしました。次の日、その様子を写真に残そうと再度巣箱を持ち上げたところ、3段目(一番下)の木枠が蓋が付いたまま下向きに置かれていました。なので、蜂たちは下の出入り口から出入りのできない密閉空間に閉じ込められたままでした。F川さんは、1段目と3段目を逆に置いてしまい蓋付きを忘れて来たと勘違いされてしまったようでした。4〜5日間後、幸いにもそのことに気付き蓋を外してあげると、蜂たちは下の解放された巣門から元気よく出入りするようになりました。もし、気付くのがもっと遅かったらと胸を撫で下ろしました。早く気付いてほうとうに良かったです。