突然の首相交代(阿部→菅総理)

 コロナ渦の大混乱の中アベノマスク配布から始まった政府の対策、国民一人当たり10万円給付や事業者への持続化給付金等混乱など、それらの失敗策が相次ぐ阿倍内閣、その総理大臣が突然退くことになりました。これまで強気な安倍首相が、一年の在任期間を残しながら持病(慢性大腸炎)の再悪化によりまたもや(二度目)突然の辞任発表となりました。余りの突然のできごとに、日本中の誰もの驚きとなりしました。

 そしてその後任について、党内から何人かの候補者の名前も挙がりましたが、結局現内閣の幹事長である菅氏が党内の思惑によって速やかに決定しました。その決め方たるや、全国の自民党全党員による推薦人投票とならず、党幹部の思惑による時間を短縮するという名目で派閥結託による簡易なやり方となってしまいました。私としては、誰ということよりそれ以前の選び方に失望せざるを得ませんでした。また、新内閣のスローガン「国民のために働く内閣」と掲げられましたが、『?』です。“そんなの当たり前の事じゃん、今更そんな言葉がスローガン?”に、と思いました。美辞麗句の羅列に比べるとずっと良いのですが、余りにも当たり前過ぎる言葉なだけに…、しかし裏を返せば、これまでが少なくともそうではなかったということが明白に、私は菅さんが適か不適かということより“未だに、こんな日本が…”とガッカリしました。

 さて、愚痴はともかく、このコロナ対応はもちろんのこと将来日本のビジョンをどのように描き、その実現に向けてどのような政策を打っていくのかそのことが気になるところです。世界中がコロナに対して一丸となるべき時に、大国同士にあっては覇権争いで罵り合うという愚かとしか思えない状況です。(米国は発生源中国に責任追及、感染数世界第1位。また世界保健の問題として捉えずワクチン開発競争を政治的覇権争いを展開)

 

[後日談]

1)日本の新菅内閣の目玉政策として、9月後半から10月の初旬にかけてコロナ対応策継承により、外出自粛の解除とともに「Go to トラベル」、「Go to イート」、「Go toイベント」などの経済活動の再開を奨励する策が優先された。そして、来年に延期されている東京オリンピックがIOCとの競技の上どのような状況になろうと開催すると決まった。また、このコロナ感染により炙り出された「New normal(新しい生活様式)」の確立の必要性とITの立ち遅れによる弊害を解消すべく、「デジタル庁」の新設と役所内事務の「印鑑廃止」・による事務手続きのスピード化、携帯電話料金の値下げ等の推進が積極的に図られている。

2)アメリカでは、11月のアメリカ大統領選を控え、現トランプ大統領にあっては自らと夫人ほかがコロナに感染。選挙中の公開討論会の最中、強気な行動と言動(マスク拒否・軽視など)、さらにホワイトハウスやペンタゴン内にのクラスター発生。対立候補バイデン氏の有利となっている選挙戦結果(11月)が興味深い。