新型肺炎コロナウィルス感染対策「緊急事態宣言」発令

 4月7日、日本も遂に新型肺炎コロナウィルスの完成拡大を防ぐため、安倍首相から感染爆発を起こす寸前にあるとして何とか食い止めようと、諸外国のように医療崩壊を招かないよう国民の移動を7〜8割減らし、感染拡大を封じ込めようとそうと1都7府県に休業及び移動自粛をするよう要請がありました。

 日本より先に感染拡大が急速に進み医療崩壊した国にあっては、外出禁止や都市封鎖状態になっており、未だ収束の見通しがつかない国が殆どです。発生源となった中国武漢市における外出禁止令と都市封鎖がやっと解除になったと思ったら、今度は我が国が持ち堪えられそうにありません。ヨーロッパの国々はすでに感染爆発が起こりまだピークが収まっていないのが現状です。

 日本の政治判断は、諸外国と違って強制力の伴わない自粛要請となり、国民地震の判断に委ねざるを得ません。したがって、休業保障や損失補填等の策が講じられていないことからも案の定感染拡大を止めることができず、4月17日に5月6日のゴールデンウィーク明けまで全国一律に外出を自粛要請をする「緊急事態宣言」が再発令されました。この再発令に当たっては、今度は先ず全国民1人当たり10万円が支払われることになり、収入減となった事業者等については別途救済措置が追って実施されるようです。特に、現金商売や個人事業および小規模事業者などにおける経済的な損失は、事業存続そのものが危ぶまれるとともに社会崩壊の危機すら招きかねない現状となっています。諸外国の感染状況と医療崩壊に至っていく現状を、対岸の火事ととしか捉えていなかったツケが今回ってきたようです。

 ある有識者のTVでの弁によると、リスク管理とは最大のリスクを基点としていかに少なくするかという考え方だそうであり、最大とゼロの中間値を探ることではないそうです。二次的な社会への影響等を考えバランスを取ることではないということだそうで、今の日本の緊急措置委員会のメンバーの中にそのリスク管理の専門家がいないことが問題であるとの発言が印象的でした。また、欧米では、「新しいノーメル」という考え方が語られるようになっており、社会が元に戻るのではなく新しい社会の仕組みに変わっていく流れになるということも語っていました。私は、この話を聞いた時、詳しいことは分かりませんが、なるほどと直感的に思いました。地方の小さな街の生活者として、確かに里山などの生活を身近に感じる私としては都会での生活の在り方は異常としか思えません。何から何までお金がかかり、どこも彼処も人混みだらけ、そんな状況こそ活力が溢れていると言わんばかりです。一方、一見不便極まりない過疎と言われる田舎暮らしは、今回のコロナ騒ぎはTVの中の話で非現実的でもあります。今回のようなコロナ感染問題は、人の過密な活動によって成り立っている社会環境最大の弱点となっています。今後の社会システムと環境の在り方、そして働き方の仕組みと医療にかかるバックアップシステムの備えなど、再検討が求められることになると思います。

 

 また、近年の相次ぐ大規模災害の勃発は、年々常態化しつつ世界中で起きています。最近では、台風の頻発や土砂崩れ・大洪水、大地震などこれまでに経験したことのない大災害が続き、これまでなかった竜巻も発生するようになりました。このような災害は、地球上のあらゆる所で起き、今年は北半球のみならず、ハワイやオーストラリアでも大規模な森林火災が発生しています。これらは、海水温の上昇や二酸化炭素の排出量増加などにによる異常気象が原因だと言われています。プラスティックゴミによる海洋汚染の問題など、私たち人間の欲望を満たしてきた代償となりました。

 このような地球上のいろいろな状況は、地球が私たち人間に突き付けた警告のようにも思えます。地球の自然淘汰という形の仕打ちなのか、地球の人間に対する地球との共存方法を求める示唆なのかもと思わざるを得ません。

 ”コロナが収まったら…”と、世間では楽観的な見方が当たり前のようです。私は、この国難、いや世界難を乗り越えることができた暁には新しい社会システムの構築が始まることを期待しています。どのような形かは分かりませんが、経済効率至上主義に基づかない、地球との共存社会をベースに人間の英知が蓄積されていく社会が構築されていくことに期待をしています。