アマル君に、ご当地名物うなぎをご馳走

 私の音楽好きの知人K崎氏の友人として紹介してもらって知り合いになった長崎大学大学院留学生、アルジェリア 人好青年のアマルさん(28歳)は日本文学を勉強している大学院留学中の好青年です。一年半前に長崎に勉強に来たというアメリカの古い音楽好きということから、やはり同じ洋楽好きのK崎さんと偶然に知り合いその後私も紹介してもらいました。それから何度か一緒に音楽を楽しむ機会を得、私たち家族も親しくなりました。

 私たち家族と近しくなったきっかけは、私が以前から毎月一回主宰していた「諫早フォークナイト」という音楽ライブの最終回にK崎さんとのユニットにプラス2(中野先生とアマル君)の一人としてゲストで一緒に参加してもらうことになり、そのライブに私の家族もK崎さん家族と一緒に観に来て知り合いました。その時のアマル君の格好良さと親しみのある人柄を息子一土が気に入り、また是非会っていろいろ話をしてみたいという気持ちを持ちました。一土は丁度英語を勉強している最中なので、英語で話をしてみたいと思ったようです。親としても、英語に興味を持って欲しいという下心も働き家内と丁度良い機会になるのではと密かに思いました。そのような我が家の彼への思いが通じ、後日いつもお世話になっているK崎さんと一緒に彼を食事に誘い諫早名物のうなぎをご馳走することになりました。

 息子の一土の学校がない二月の或る土曜日、諫早の本明川沿いのうなぎ割烹「北御門」に家族で昼食に招きました。うな丼やうな重、うなぎのせいろ蒸しは特別に珍しくもありませんが、諫早名物と呼ぶうなぎは諫早独自の容器でうなぎの蒲焼きを蒸した料理で、その独特の容器こそ諫早で考案され京都の楽焼で焼かれた陶器に入って出てきます。うなぎは白いご飯と別々に、熱々の熱湯が内側に入るように工夫された二重底になった蓋付きの器になっていて、下の器中の熱湯の蒸気が上がって来るように穴が開けてあり、蓋の中でうなぎが蒸されるという独自の調理方法になっています。その火にかけられて蒸し上ったままをお客の膳に出すという形式です。お客は火傷しないようにその蓋を開け、自ら箸でうなぎをご飯茶碗に盛られた白ごはんの上に運び、一口ひと口熱々のうなぎをいただきます。その食べ方こそが、絶品なんです。

 何だただ単にご飯と別々にしただけじゃないかと思われるでしょうが、それが大きく違うんです。一般的な、せいろで蒲焼きを蒸したものと異なり、独自の器で直接火にかけて蒲焼を蒸すのでサッパリ感があり、全く生臭さがありません。なので、濃いタレで生臭さを消さなくて済みます。その分、ご飯とうなぎ、漬物などの旨味を味わうことができます。

 

 さて、うなぎはアルゼリアでも食べるそうで、川で釣れるとも。アフリカ大陸と言っても地中海沿岸に位置したフランス対岸辺りかな、雪も降るそうです。意外でした。そんな彼も、諫早名物のうなぎは美味しいと、みんなで笑談しながら食べるうなぎは一段と美味しく感じました。そして、引き続き談笑の場を山の中の納屋を改築したおしゃれなCAFEへ移すことにしました。

 東大村の静かな中山間地の大きなメタセコイアの巨木がシンボルの「納屋のカフェわらなや」、我が家お気に入りのおしゃれなカフェへ対州馬の里子(五島産)に好物の人参を持って訪ねました。一土はさっっそく里子に人参を差し出すと、里子は良く動く大きな口をもぐもぐし美味しそうにペロリと食べました。そして、ご主人のS川さんに見守ってもらい里子の背中に跨らせてもらって裏山の方まで乗馬をさせてもらいました。私たち大人は、カフェの中でアマル君とアルジェリア のお国の状況や生活の様子など、楽しい雑談をしました。その中で、アルジェリアには4種類の暦があり1年間で7日ほどズレが生じる、それに乗じて季節も少しづつずれるという、初めて聞く楽しい話もありました。それから、アマル君が3月いっぱいで留学を終え帰国しなければならないということ、そのことを受けてK崎さんから3月のコントレールライブ出演提案がありました。楽しい時間は本当にアッという間で、アマル君のサッカーの練習時間(16時)に間に合うよう3時過ぎギリギリまで談笑しました。