高齢者講習会の受講

 この数年、いや専らこのところTV報道で高齢ドライバー事故の問題が頻繁に取り沙汰されています。アクセルとブレーキの踏み間違いや逆走など、高齢化に伴う身体機能の低下や注意力減退状態に陥ったドライバーについて、現道路交通法では規制に限界があります。現在、私も72歳の現役ドライバーであるため他人事とは思えず、早く何らかの対策をしてもらいたいと思っています。

 さて、そのよう中タイミング良く、私にも「高齢者講習等の案内」の葉書が届きました。今度の免許証更新の前に受講が必須であること、そして「高齢者受講終了証明書」がないと更新が受けられなくなる、という通知でした。すなわち、うっかり受講を忘れたり受けなかったりしたら免許証が失効するという通告でした。私も、最近の高齢ドライバーの事故頻発報道を観ていると、当事者の判断に委ねるのではなく当然のことだと思わざるを得ません。この問題は、高齢ドライバー本人の個人的な問題ではなく、高齢社会真っ只中の突入した社会的な問題だと考えるべきだと思います。車というハード側面からの技術的な解消策も研究されていますが、先ずは私たち自身の自覚と社会的責任についての法整備を急ぐべきだと思います。

 講習のカリキュラムは、ペーパー及び実地試験的なものではなく、自動車教習所のコースを実際に教習車で走り教官からのアドバイスなどを受けるというものと自分の身体能力の低下状況を数値的に確認してその実態を知るというものでした。例えば、私の視力については、夜間視力の低下が顕著で「明るい⇄暗い」に対する目の絞り調節機能にあってはその回復時間が73秒(目の眩み回復時間/20歳代は3〜5秒)かかり、昼間の視力1.2に対して夜間は0.5、視野角度も151度、とかなり落ちていました。数値的には年齢相応ということでしたが、少しづつの変化のため気付いていませんでした。

 このように実際に数字で示してもらうことで自分の体の能力低下のことが自覚できます。特に、夜間の運転には気をつけなければと、対向車のヘッドライトを見ないようにやトンネルに入った時の視力の戻りの遅さには驚きました。これからは、このようなことに十分に気をつけて安全運転に努めたいと思いました。