故人釘山氏の一周忌

 橘湾の大きな空と海に面する小さな岬のてっぺん「殿の山ファーム」、今日は 風のない穏やかな小春日和でした。私たち家族はスローライフの達人故釘山氏の一周忌に生前見舞って以来久しぶりに訪れました。
 懐かしい殿の山ファームでは、故人の生前のドキュメント番組『スローに生きる』VTR(地元CATVによる撮影及び放映)の上映会が催され、釘山さんのご親族のほか懐かしい顔ぶれが集いました。

 最初に殿の山ファームの後継者とならえれた釘山恵吏(二女)さんがご挨拶をされ、生前釘山さんと「この景色だけは守って欲しい」と言われ約束しました、と。ただ何も分からないまま約束をしましたが、守っていくことの大変さを痛感されている、と。娘として、父親との約束を守っていきたいので、皆さんよろしくお願いしますと決意を涙ながらに話されました。

 上映会は、哲ちゃん(ゲストハウス長崎ぶらぶらの経営者大島さん)の進行のもと始まり、お昼時と重なったので故人と関わりの深かったMISSI(ケータリング/坂口夫婦)の手作り弁当を美味しくいただきながら生前の故人を偲びました。病気であることが判明し、アッという間の出来事(腎臓癌)だったので懐かしいというより昨日のこととしてしか感じられませんでした。しかし、祭壇に遺影となって飾られた面立ちは、やはりすっかりやつれ顔に、その変わり様から現実のこととして受け止めるしかありませんでした。

 同じ団塊の世代生まれの一人としてお互いリタイアー後からのお付き合いでしたが、私は故人の潔い生き様を羨ましく思いながら農園を借りて野菜を作ったり、果樹園で収穫をさせてもらったり、動物たちと遊ばせてもらったり、またイベントのお手伝いをさせていただくなど、殿の山で遊ばせてもらった想い出は私たち家族にとって本当に貴重な財産となりました。

 これからも、時々ふらっと、景色を眺めに訪れさせて頂こうと思っています。