福高41会3年5組クラス会「雲仙会」

 この平成30年20〜21日(月〜火)は、いや元号が令和になったばかりの高校時代のクラス会「雲仙会」でした。

 今回のクラス会(福高41会3年5組)は、私が幹事を命じられ3年前に一度企画したものでした。その年、熊本大地震が勃発し同級生の一人の家も被害に遭うという事態になり休止していた会でした。昨年末の香椎会(さかな屋/福岡在住主体者集まり)で再開の話になり、再び私が担当することになりました。

 開催時期は前回と同じミヤマキリシマ開花時期に、しかしホテルは残念ながら雲仙観光ホテルから雲仙宮崎旅館に変更しました。その理由は、由緒ある格調の高い雲仙観光ホテルが、昨年9月より日本トラディショナルホテル協会(全国8カ所)の一員となっていたため、同じ料金(¥18,000/人)ではできないということになり、その代わりに五つ星ホテルを探しました。こちらも伝統あるホテルで、どちらかというとレトロな洋風ではなく落ち着きのある立派な庭園のある高級和風旅館という趣の、特におもてなしの素晴らしい宿です。

 「雲仙会」の集合は、現地雲仙宮崎旅館に17:30とし、集合手段についてはそれぞれ各自にという無責任と言えばそうですが、この方法は従来通りということとさせていただきます。とは言え、私は関東からの3名の送迎を引き受け、先ず諫早に前泊されていたHさんをホテル(10:00)に迎えに行き、続いて大村の長崎空港(12:58)にNさんを、そして引き続き八女に前泊だったIさんをJR諫早駅西口(13:30)に迎えにに回り、お三方を拾って雲仙へ向かうという行程でした。そして、もう一人関東からのRさんについては、大村市内の以前仕事関係先への挨拶を済ませてからということで、旅館専用送迎バス(JR諫早西口15:00)を活用されて独りで来られました。これらの予定は完璧と言っても良いほどでしたが、天気は大きく外れてしまい、曇りの予報が本降りの雨になり、雲仙は雨と霧で雲の中という感じの観光どころではない初日となりました。そのようなことから、他の車組(長洲フリー車、福岡&大分車)3台も早く旅館到着となり、私の車が最後の到着となり4時頃皆さんと再開できました。

 さて、予定通りの18:30スタートとなった13名参加の「雲仙会」、その会場正面に「令和元年5月20日 72歳まだまだげんき 福高41年卒業3年5組 雲仙会」という立派なNさんの書に拠る横断幕を掲げました。この書の準備については幹事の私も聞いておらず会場にぴったりの格調高く、令和元年に相応しい雰囲気になりました。さらにもう一つ、Nさんより能楽「高砂」を吟じてもらい又指導のもと会場皆で先生について “高砂屋〜あ・・・” を吟じました。今回は、これまでにない格調高い集いになったのではと少し鼻が高くなりました。

 乾杯の前いつも通り、終身会長のIさんから今回の会の時点で既に8名の方が亡くなられたという報告があり、高齢者となった私たちなので致し方無いこととして受け入れざるを得ないことですが、その数字が変化していくことに対し皆さんまだまだ元気とは言え他人事とは思えない様子でした。また、それぞれ一人ずつのスピーチでは、雲仙は小学校の修学旅行以来の60年振り、小学校の先生だった同窓生からは修学旅行の引率で度々来ていた、故郷大川からいつも遠望していた雲仙に初めて登ったなど、とそれぞれに感慨深い話を聞くことができ雲仙での開催意義を感じることもできました。とは言え、その後の宴会の盛り上がりは、格調の高さとは引き換えに異常と言わんばかりの化けの皮が剥がれた馬鹿笑いと大声の渦となり意味不明・上下隔て無し・無礼講の大声・セクハラなど、何が何だかわからないままのジジババ集団に変身しました。でも、なぜか理屈無しの不思議な心地良さと楽しさを感じてしまいました。そして、次回の再会場所「八女」を満場一致で決めましたが、そのほか何を語ったのか覚えがありません。

 初日の雨霧に代わる二日目は、劇的なミヤマキリシマ観光絶好日和の返ってその美しさが際立った雲一つない五月晴れとなりました。7:30に豪華な美味しい朝食を、9:30玄関前に集合してそれぞれのマイカーに乗合い、13名一行揃って私の先導にて仁田峠へ向かいました。途中の展望台で降りて一枚記念写真を撮り(旅行者にお願い)ましたが、さすがに寒くヤッケを一枚羽織りました。そして、今回の目的の一つでもあったミヤマキリシマ観賞、私も実際には初めて観る高山植物の花の健気さには感動を覚えました。厳しい環境の中だからこその逞しさが作り出す自然の美しさは逸品です。人為的な整備された公園の花とは全く違う、この時期ならではの新緑とマッチングした短い間だけの自然の美しさでした。また、仁田峠からロープウェイで登った妙見岳からのパノラマは、すぐ近くに迫る普賢岳のヨーガンドームの迫力と有明海越しや東シナ海方面の島々まで見通しのきいた遠望は、しばらくの間時空を超えてそれぞれに想いを馳せる眺めのようでした。そして、帰路の途中、小浜温泉の名物ちゃんぽん「龍」食堂に一行をお連れし、ちゃんぽんセット(小浜ちゃんぽんと握り寿司¥1,200)を食べそれぞれに別れました。私の車と福岡組は、その後諫早干拓営農地へ案内し広大な干拓地農地と干陸湿地原と調整池越しに望む雲仙岳の眺めを楽しみ別れました。