街中健康ウォーキングを楽しむ

 私の淡水魚釣りの目的の一つでもある健康のための湿地ウォーキング、10月下旬でその釣りはオフシーズンとなるため、ウォーキングコースを自宅から直接歩いていける街中に変更しています。

 さて、当地諫早の中心市街地には、一級河川の本明川とその水辺空間と隣接する緑のモニュメントと呼ばれる天然林に覆われる諫早公園と上山公園という先人から受け継い小高い山があります。昔山城だったこの山には、もともと佐賀藩(俗称鍋島藩)の一部であった諫早の領主諫早氏(初代:龍造寺/鍋島藩家老、2代目以降:諫早氏)にまつわる史跡のほか、諫早家の菩提寺となる天佑寺があり風情のある荘厳な緑の空間となっています。これらを含む山一帯は、風致地区として古来からの天然林が保護されて引き継がれており、市民の隠れたウォーキングコースともなっています。

 喧騒から逃れた天然林の中のウォーキングコースは、適度なアップダウンに富む自然のままの土の散策路となっており、鳥の鳴き声を聴きながら木漏れ日の中を歩いていると身体の中の動物的な感覚が目覚めたような高揚感を覚え、楽しくなってしまいます。

 

 自宅から全行程2時間足らずで街中とは思えないウォーキング、私のウォーキングの締めくくりは、帰り路となる水路に沿う緑の散策路高城回廊を貫けた所に、私の現役時代当地へ赴いて間もない頃計画づくりから携わった市立図書館のカフェに立ち寄り美味しいコーヒーと軽食をいただくようにしています。図書館のすぐ横にまっすぐ空高くそびえるメタセコイアの木を眺めると、建設当時工事の邪魔になるので切らせてほしいという業者の話が出たことを思い出しますが、何とか切らずにやってほしいと頼みました。根の一部を傷つけざるを得ませんでしたが、建物に寄り添って元気に枯れずに育ってくれています。

 街中をウォーキングしていると、現役時代に携わった建設計画を経て完成した施設を見ることができ、諫早に来て自分の仕事の一端を残すことができ本当に良かったとつくづく感じています。そんな懐かしい当時を探し歩くのも楽しく、心身ともに力が湧いて来て若返るような気もしています。