干し柿づくり

 私の小さい頃九州の片田舎では、11月ともなると周り近所やその他家々の軒下にオレンジ色の吊るし柿を見かけるのが当たり前で、正月前の風物詩の一つでした。そんな懐かしい光景を想い出しながら、今年は我が家でも二階のテラスに干しました。

 

 自然有機牧場「とうせんぼう」のご主人F川さんより、柿ちぎりにどうぞと声をかけていただいたので家族大喜びで伺いました。こちらの牧場では、家畜のほかに果樹もたくさん植えてあり、柿の木だけでも20~30本はあるのではないかと思われます。私は果物が大好きなので、遠慮なくついつい沢山ちぎらせていただきました。ママはその分皮むきと熱湯消毒が大変でしたが、私も裂いた棕櫚の葉で二個ずつ縛る作業を手伝い、無事吊るすことができました。

 

 干し柿と言えば、通常お店に並んいでいる少し硬くなった状態より半月ほど前の、まだしぼんでいない渋が抜けてすぐの頃の柔らかい状態が最高だと思っています。この時期の美味しさは子供の時に覚えた味なんですが、ただ美味しいだけではなく、しぼんでいないので腹一杯食べられることです。なので、一層美味しいのかも知れません。この話をF川さんにしたら、やはり同じでした。干してから二週間ほどで渋は抜けるとのことでした。

 

 息子一土にも、この懐かしい美味しさを教えてあげようと思っています。