一生幸せに過ごしたかったら、釣りをしなさい

 若い頃、釣り師作家というか、世界を股にかけて釣りしていた開高健という人の話に、中国の格言の一部に ”一生幸せに過ごしたかったら、釣りを覚えなさい” とあるのを聞いたことがあります。その言葉にあやかろうと思って今こうして釣りをしているのではないのですが、最近ふと、確かにこうして気ままに釣りを楽しんでいられる自分は、幸せなのかも知れないなあっと思っているところです。

 さて、私は小さい頃父親に連れられて鮒釣りやハヤ釣りをしてましたが、社会人になりしばらくしてからフライフィッシングを楽しむようになりました。そして、また新たに鯉釣りをも始めましたが、その発端となった、このブログでも紹介した、4月下旬の家族でふらっと遊びに行った高来町小江干拓地の調整池で、為体の知れない大きな沢山の魚影を見かけ、何だろうと高揚して次の日もカメラを持って現地に行きました。そうしたところ、芦原の向こうに釣り人を発見、さっそくその人に声をかけ話を聞くことができ、その正体は鯉だと分かりました。そして、見せてもらった釣れたバカでかい鯉の中に、始めて見るまた聞くドイツ鯉という魚の印象は強烈でした。

 それからというものは、鯉釣りの道具揃えに忙しく釣具屋のはしご、ネットオークションで中古品物色と、五月半ばにはなんとか一通りのものを調達し、本格的な梅雨に入る前に、いざ出陣ということで早朝から午前中いっぱい3回トライしました。

 初回は、吸い込み針(複数針)に大きな練り餌(団子)をつけた浮き釣りという仕掛けで、それと試しに、鯉以外の魚種を探るべく各種ルアーで少々、釣果は鯉2(約50㎝)、合わせ切れ2(一方的な持って行かれ/針の結び目切れ、ライン途中切れ)、空振り5〜6回という予想以外の成果に、続いて2回目は、仕掛けをシンプルに1本針と2本針の二種に、それと棒状の通常浮きを玉浮き4連と3連に。これが功を奏したのか、多少風があっても浮き玉の並び方向が変わったり数が減ったり増えたり、持っていかれたり、と分かりやすく、また多少水深が変わっても対応できできるという良いことばかりで、釣果も30〜60㎝が10匹以上ということで上々でした。そして最後の3日目は、針2本をイカリのような形にゴムチューブに通したものと、針に団子が落ちにくいようにスプリングを通したもの、また2対の針が左右に天秤のように開くようにしたものなど、自分なりに工夫した仕掛けを試してみました。その釣果は、2回目と変わらない10匹ほどでしたが、出た回数は20回以上あったように思います。忙しくてうっかり見過ごしたり、遅れて空振ったりが多かったのですが、中でも竿ごと持っていかれそうな引きをしたのには焦り、結局引き寄せることができずただ持っていかれてリールの最後でラインを切られるというもの凄いバラしをしてしました。逃がした魚は大きいと言いますが、正にそうでした。

 そこで、今は道具一式の見直しを強いられることになり、ロッドの強さ、リールの大きさとラインの太さ、仕掛けの工夫と散け(寄せる餌)と食わせ餌の種類など、大物に耐え得る、そして引き寄せて釣り上げることのできる、全体バランスの再調整をしています。

 

 さて、梅雨の合間にもロッドを出せるチャンスがあればと、天気予報が気になる毎日です。

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